以下の関数により mSQL データベースサーバにアクセスすることが 可能になります。mSQL に関する詳細な情報は、 » http://www.hughes.com.au/ にあります。
以下の関数を利用可能とするには、 --with-msql[=dir] オプションにより mSQL サポートを追加して PHP をコンパイルする必要があります。DIR は mSQL のインストールディレクトリで、デフォルトの位置は /usr/local/msql3 です。
注意: Win32 ユーザへの注意 この拡張モジュールを動作させるには、 Windows システムの PATH が通った場所に DLL ファイルが存在する必要があります。 FAQ の "Windows で PHP のディレクトリを PATH に追加するにはどうすればいいのですか?" で、その方法を説明しています。 DLL ファイルを PHP のフォルダから Windows のシステムディレクトリにコピーしても動作します (システムディレクトリは、デフォルトで PATH に含まれるからです) が、これは推奨しません。 この拡張モジュールを使用するには、以下のファイルが PATH の通った場所にある必要があります。 msql.dll
php.ini の設定により動作が変化します。
名前 | デフォルト | 変更の可否 | 変更履歴 |
---|---|---|---|
msql.allow_persistent | "1" | PHP_INI_ALL | |
msql.max_persistent | "-1" | PHP_INI_ALL | |
msql.max_links | "-1" | PHP_INI_ALL |
以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
mSQL モジュールでは 2 種類のリソース型が使用されます。ひとつは データベース接続のリンク ID で、もうひとつはクエリ結果を保持する リソースです。
以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。
ここでは、mSQL データベースへの接続、クエリの実行、結果の表示 そして接続の切断を行う簡単な例を示します。
Example#1 mSQL の使用例
<?php
/* 接続し、データベースを選択する */
$link = msql_connect('localhost', 'username', 'password')
or die('Could not connect : ' . msql_error($link));
msql_select_db('database', $link)
or die('Could not select database');
/* SQL クエリを発行する */
$query = 'SELECT * FROM my_table';
$result = msql_query($query, $link) or die('Query failed : ' . msql_error());
/* 結果を HTML で表示する */
echo "<table>\n";
while ($row = msql_fetch_array($result, MSQL_ASSOC)) {
echo "\t<tr>\n";
foreach ($row as $col_value) {
echo "\t\t<td>$col_value</td>\n";
}
echo "\t</tr>\n";
}
echo "</table>\n";
/* 結果セットを開放する */
msql_free_result($result);
/* 接続をクローズする */
msql_close($link);
?>